木炭のブログ

理学療法士です。趣味はロードバイク。最近トレイルランニングを始めました。ペットにハリネズミ飼ってます。

問題(悩み)解決する勇気を持とう!(アドラー心理学)


多くの人は問題(悩み)を抱えている。

 

そして誰しもその問題を

解決したいと思っている。

 

ところが実際に問題を解決

するために行動する人は

少ないように思う。

 

 アドラーの言葉を借りるの

なら、解決するための「勇気」

がない状態である。

 

私もそのひとりである。

 

本日はアドラー心理学

本より、「問題を解決する

ための勇気を持つ方法」を

紹介したいと思う。

 

 

 

1.「これからどうするか」に目を向ける

先にも述べた通り、多くの人は

問題を解決するために行動して

いない。

 

多くの人は、

  • かわいそうな私
  • 悪いあの人

の話が大半で、「これから

どうするか。」を考えようと

しない。

 

具体例を挙げて説明する。

 

職場に嫌みな人がいたとする。

 

その人は私(Aさん)のやること

なすことすべてに文句をつける。

 

Aさんは恐らくこう言うだろう。

 

「あの人はいつも私に文句を

言ってくる。本当に鬱陶しい

人だ!」

 

この事を愚痴という形で友人や

周りの人に話すことで、一時的

には気持ちがスッキリするだろう。

 

しかし、それで職場の人は

文句を言わなくなるだろうか?

 

そんなことはありえない。

 

大事なことは、

  • 文句を言われる私がかわいそう
  • 文句を言うあの人が悪い

を話すことではなく、

「これからどうすれば問題が

解決できるか。」を考え、

行動することである。

 

2.論理的結末を考える。

では、どうすれば問題が解決

するのかを考えていく。

 

その考え方として、「論理的結末」

というものがある。

 

これは、「私は正しい」や

「あの人が悪い」というのは

いったん置いておいて、自分が

起こす行動で結果がどうなるか

というものを論理的(感情抜きで)

に考える、というものである。

 

1.で挙げた例をもとに論理的結末

を考えてみる。

 

文句を言ってくる職場の人に

対して、「無視を決め込む」と

いう行動をとるとどうなるか。

 

文句自体は減るかなくなるかも

しれないが、仕事の連絡をして

こなくなったりして自分の仕事に

影響が出る可能性がある。

 

では、文句を言ってきたことに

対して「反発する」という行動を

とるとどうなるか考えてみる。

 

反発することで相手が萎縮し、

文句を言われなくなるかも

しれない。

逆に相手がさらにヒートアップ

する可能性もある。

 

このように、私が〇〇したら

相手や環境がどうなるのかを

論理的(感情抜きで)に考える

ようにする。

 

こちらの行動に対して相手が

どういう反応をするかは、

相手の性格にも寄るだろうし、

立場(相手が上司であったり

部下であったり)によっても

変わってくる。

 

もし先程の例で、「無視」や

「反発」が有効な行動でないと

考えるのであれば、「部署を

変えてもらう」「転職する」

なども候補に挙がってくる

だろう。

 

ここで大切なのは、「論理的」に

考えるということである。

 

感情が入ってしまうと、

「なんであの人が悪いのに

私が辞めないといけないんだ!」

となってしまい、有効な問題解決

の考えが出てこなくなるからだ。

 

相手は変わらない。

こちらが変わる(行動する)ことで

もしかしたら相手も変わる(良い方に

変わるとは限らないが)かもしれない

がそれには期待しない。

 

この考え方が大事である。

 

よって論理的結末を考える

ことで、問題解決のために

自分がとるべき行動が見えてくる。

 

3.実際に行動してみる

最後は、2.の論理的結末から考えた

ことを実際に行動に移すだけである。

 

シンプルではあるが、

これが一番難しい。

 

なぜならば、その行動によって

結末がどうなるか分からないし、

その分からない結末に対して生じる

責任のすべてを自分がとらなければ

ならないからだ。

 

多くの人はここで行動する「勇気」

を持てず、「大変だけど今のままで

もいいか。」と諦めてしまう。

 

もちろん諦めることが悪いわけ

ではない。

 

しかし諦めたことによる責任、

先ほどの例でいうと職場の人に

文句を言われ続けるということを

受け入れなければならない。

 

現状を変えるために行動するか、

行動せずに現状を受け入れるかは

あなた次第なのである。

 

4.まとめ 

 多くの人は日常生活の中で

大なり小なり何か悩み(問題)を

抱えているものである。

 

しかしその大半が行動ひとつで

変えることができるものである。

 

行動により良い方に変わるか

悪い方に変わるかは分からないが

変わることは確実である。

 

分からないことに不安を感じる

ことは当然のことであるが、

もしあなたが現状を変えたいと

強く思うのであれば、勇気ある

一歩を踏み出してみてはどうだろうか。

 

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