木炭のブログ

理学療法士です。趣味はロードバイク。最近トレイルランニングを始めました。ペットにハリネズミ飼ってます。

「信用」と「信頼」の違い(アドラー心理学の考え方を基に)

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みなさん、こんにちは。木炭です。

 

みなさんは、「信用」と「信頼」の

違いをご存じでしょうか?

 

私はつい最近までは知らず、

そもそも意識したことすら

ありませんでした。

 

しかし、アドラー心理学の本を

読むことで2つの違いを知り、

「なるほどな」と思いました。

jitensha-bike-harinezumi.hatenablog.com

 

そこで、本日は

  • 「信用」と「信頼」の違い

 についてお話ししていこうと

思います。

 

「信用」と「信頼」の違い

辞書でそれぞれの意味を

調べてみると、

  • 信用:それまでの行為・業績などから、

       信頼できると判断すること。

  • 信頼:信じて頼りにすること。

             頼りになると信じること。

とあります。

 

一見似たような意味にも

見えますが、アドラー心理学

では「信用」と「信頼」を

明確に分けています。

 

どちらも「信じる」ということ

ですが、この2つの明確な違いは、

「条件付きであるかどうか」

という点にあります。

 

つまり、アドラー心理学では

  • 信用:「条件付き」で信じること
  • 信頼:「条件なし」で信じること

となります。

 

お金を貸すことを例に

考えてみましょう。

 

お金を貸すということは、

「返してもらう」という

条件が付いてきます。

 

つまり、お金を貸す行為は

「信用」によって成り立っています。

※「信用」がなければお金を貸すことは

  ないでしょう。

 

 対して、一切の条件なしに行う

行為などは「信頼」によって

成り立っていると言えます。

 

先日、アドラー心理学関連の本を

執筆されている岸見一郎先生が

出演されているテレビ番組を

見ました。

 

その番組の中で、岸見先生が

「信頼」についてお話される

場面がありました。

 

司会の方が岸見先生に対し、

「うちの子が宿題をしなかった

時に、つい“宿題しなさい”と

言ってしまうんです。」と

話す場面がありました。

 

それに対し岸見先生が、

「それはあなたが子どものことを

信頼していないからです。」と

言われたのをよく覚えています。

 

確かに子どものことを「信頼」して

いれば、わざわざ「宿題をしなさい」

と言う必要はないですから。

 

アドラー心理学では、対人関係の基礎

は「信用」ではなく「信頼」によって

成立しているとしています。

※対人関係とはもちろん親子関係も

 含みます。

 

また深い関係を築くには「信頼」は

必要不可欠なものとも言っています。

 

これからあなたが人と接する際、

自分の行為が「信用」によるもの

なのか「信頼」によるものなのか

意識してみてはいかがでしょうか?

 

それでは本日はこのへんで。

ではでは(^^)/

 

 

 

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